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片付けを頑張ることが解決ではない 片付けに追われる暮らしから、片付けなくても整う暮らしへ

10月12日
読了時間: 7分


「今日こそ片付けよう!」

そう思って、休日に何時間もかけて家を片付ける。


床に置いてあったモノを収納し、テーブルの上をきれいにして、ようやくスッキリ!

「ああ、気持ちいい!」


ところが、数日後にはまたモノがあふれ始める。

そして、

「また片付けなきゃ……」

と、ため息をつく。


そんなことを繰り返していませんか?


前回の記事「何度片付けても散らかるのはなぜ?リバウンドする本当の理由」では、片付けても散らかってしまう原因についてお伝えしました。


今回は、そこからもう一歩踏み込んで、私が3秒整え®メソッドで大切にしている考え方をお話しします。


それは、

「片付けを頑張ることが、解決ではない」

ということです。



1.片付けを頑張るほど、片付ける時間が増えていませんか?


私たちは、家が散らかっていると、

「もっとこまめに片付けよう」

「毎日10分でも片付けよう」

「週末にまとめて片付けよう」

と考えがちです。


もちろん、片付けること自体が悪いわけではありません。


でも、ちょっと考えてみてください。


毎日10分片付けると、1週間で70分。

1か月では約5時間。

1年間では約60時間にもなります。


もちろん、毎日10分の片付けが必要な暮らしもあります。


でも、もしその時間をもっと短くできたら?

家族との時間や、自分の好きなことを楽しむ時間に使えたら?


私は、片付けのために時間をつくるのではなく、片付けに時間を取られない暮らしをつくることが大切だと考えています。


そのために必要なのは、片付ける回数を増やすことではありません。

片付けなくても整っている仕組みをつくることなのです。



2.「片付ける」と「整える」は違う


ここで、私が大切にしている2つの言葉についてお話しします。


それは「片付ける」と「整える」です。


片付けるとは、散らかったモノを元の場所に戻すこと。

一方、整えるとは、モノが使いやすく、戻しやすく、自分の暮らしに合った状態をつくること。


例えば、毎日使うハサミ。

使うたびに引き出しから取り出し、使い終わったら引き出しに戻す。

一見、当たり前のことですよね。


でも、その引き出しが遠かったり、ほかのモノがたくさん入っていて取り出しにくかったりしたらどうでしょう?


使うたびに面倒になり、ついテーブルの上に置きっぱなしになってしまいます。

すると、また片付ける必要が生まれます。


でも、使う場所のすぐ近くに、サッと取り出せて、サッと戻せる場所があったら?


使い終わったら、自然に戻せます。

つまり、片付ける行動を頑張るのではなく、戻しやすい環境を整える。

これが大きな違いなのです。


3.片付けを頑張る前に、考えてほしいこと


では、片付けなくても整っている暮らしをつくるためには、何から始めたらよいのでしょうか?


私は、まず次の3つを考えていただきたいと思っています。


① それは「今の私」に必要なモノ?


片付けようと思うと、私たちは収納場所を探し始めます。


でも、収納場所を考える前に、まず確認してほしいことがあります。


「そもそも、このモノは今の私に必要なの?」

ということです。


以前は使っていたけれど、今は使っていないモノ。

いつか使うかもしれないと思って持っているモノ。

高かったから、もったいなくて手放せないモノ。


こうしたモノをすべて収納しようとすると、どれだけ収納を工夫しても、やがてスペースが足りなくなります。


だからこそ、まずは「今の私基準」で選ぶこと。

これは、3秒整え®メソッドの大切な土台です。


② それは、どこで使っている?


次に考えるのは、モノを使う場所です。


例えば、リビングで使う文房具を、わざわざ別の部屋まで取りに行っていませんか?


使う場所と収納場所が離れていると、取り出すのも戻すのも面倒になります。

そして、使い終わったモノがその場に置かれ、散らかる原因になります。


大切なのは、モノを使う場所と戻す場所をできるだけ近づけること。

これだけでも、日常の動作がずいぶん変わります。


③ 3秒で戻せる?


そして、最後に考えてほしいのが、

「使い終わったら、3秒で戻せる?」

という問いです。

収納場所が決まっていても、戻すまでにいくつもの動作が必要だったら、なかなか習慣にはなりません。


扉を開ける。

箱を取り出す。

フタを開ける。

モノを入れる。

フタを閉める。

箱を戻す。

扉を閉める。


これでは、戻すのが面倒になってしまいます。

できるだけ動作を減らし、自然に戻せる仕組みをつくる。


そうすることで、片付けるための時間を

わざわざ確保しなくても、整った状態を維持しやすくなります。


4.「片付けなきゃ!」を「戻すだけ」に変える


私が目指しているのは、片付けが上手な人を増やすことではありません。

片付ける必要のない暮らしをつくること。


もちろん、暮らしていればモノを使います。

家族がいれば、それぞれの生活もあります。

いつでも何も置かれていない、モデルルームのような家にする必要はありません。

大切なのは、使ったモノが簡単に戻せること。

そして、必要なときに必要なモノがすぐに取り出せることです。


例えば、料理をするとき。

必要な調理器具がすぐに取り出せて、使い終わったらサッと戻せる。


朝の身支度をするとき。

着たい洋服がすぐに見つかり、使ったモノも迷わず戻せる。


そんな暮らしになったら、毎日の小さなストレスが減っていきます。

「片付けなきゃ!」と考える時間も少なくなります。


頑張らなくても整っている。

そんな暮らしを目指してほしいのです。


5.整えることは、自分の時間を取り戻すこと


私たちは、片付けるために生きているわけではありません。

本当に大切なのは、片付けた先にある時間です。


家族と笑顔で過ごす時間。

趣味を楽しむ時間。

ゆっくりお茶を飲む時間。

そして、自分のこれからの人生を考える時間。


片付けに追われていた時間が減ったら、あなたは何をしたいですか?


私は、家を整えることは、単にモノを整理することではないと考えています。

モノを選ぶことは、自分にとって大切なものを選ぶこと。

仕組みをつくることは、自分の時間を大切にすること。

習慣を整えることは、自分の暮らしを自分でつくっていくこと。


つまり、

家を整えることは、自分自身を整えること。

そして、自分自身を整えることは、自分らしい人生を創ることにつながっていくのです。



6.今日からできる、小さな「整え」


最後に、今日からできる簡単な実践をご紹介します。


まず、家の中を見渡してみてください。

そして、いつも同じ場所に置きっぱなしになっているモノを、一つだけ選んでみましょう。


例えば、

リビングのテーブルに置かれた郵便物。

ソファの上に置かれたバッグ。

ダイニングテーブルに置かれた文房具。


何でも構いません。

そのモノについて、次の3つを考えてみてください。


「今の私に必要?」

「どこで使っている?」

「3秒で戻せる場所はどこ?」


そして、戻す場所を決めてみましょう。


最初から家全体を整えようとする必要はありません。

たった一つのモノでも、自然に戻せるようになったら、それは大きな一歩です。

その小さな成功を積み重ねることで、暮らしは少しずつ変わっていきます。



片付けを頑張るのを、もうやめませんか?


片付けても、片付けても、また散らかる。

そんな毎日を変えるために必要なのは、もっと頑張ることではありません。


今の私に必要なモノを選び、3秒で戻せる仕組みをつくること。


片付けるために時間を使う暮らしから、自分の幸せのために時間を使う暮らしへ。


整えることは、ゴールではなく、新しい人生のスタートです。

今日から、片付けを頑張るのではなく、「どうしたら頑張らなくても整うだろう?」と考えてみてください。

その問いが、あなたの暮らしを変える第一歩になるかもしれません。



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